親父、俺だよ。

昨日の夜、池袋にラーメンを食べに行きました。かなりこってりした醤油系?のラーメン。吉野家みたいに厨房とつながった通路を取り囲むようにしてカウンターが並んでた。
ふと壁を見ると、演歌歌手のポスターが貼ってあります。角刈りで浴衣(着物か?)姿の男性歌手の写真があって、横にはタイトルが書かれています。
「親父、俺だよ」
なんか気になる題名…。その下にはこんな文字が。
「c/w 男の握り飯」
カップリングウィズという英語と「男の握り飯」のアンマッチがなんともいえません。
この曲も気になる題名です。
「親父、俺だよ」と「男の握り飯」。
父親は10年前に家出。母親と息子の一人暮らし。息子が大きくなって父親を尋ねたら、そこにはタンクトップに短パンの中年のおじさんが。「親父、俺だよ!」「ヒロシ!」。感動の再会。夕日は真っ赤。「ヒロシ、おまえ…飯食ってくか。」「…ああ。食うよ。」そして親父が握り飯をつくってくれたんだ。親父の汗でいい塩味になってたよ、畜生。
という情景が勝手に頭の中に広がります。
(実際の歌詞は知りません。ちなみに歌手は、杉野強さん。)
ラーメン屋で、静かに、そして勝手に人情話を想像しながら、瀬油醤油で汗を流しました。
20代のうら若き乙女なのに。