02 ミラノ

pigletpunch2005-12-24

朝からミラノ観光!
ヴィスコンティ家の傭兵隊長から婿養子入りして1450年にミラノ大公になったフランチェスコスフォルツァ(Sforza)のお城、スフォツェスコ城に入った。ちなみに、このスフォルツァさんは右目が見えなかったため、肖像画が左半分の横顔になってます。鼻の上部が直角になってますが、これは左目で右方向を確認できるように手術した跡とか・・・。
城内の美術館でミケランジェロが作った4体のピエタ像のうち、最後に作った作品を鑑賞。ちなみに1体目のピエタ像はバチカンのサンピエトロ寺院を入って右手にあります。1499年、ミケランジェロが25歳の時の作品らしいですが、マリアの表情がとても綺麗(そしてキリストより若い・・・ダビンチコード流に、これはマグダラのマリアだったりして)。スフォツェスコ城のピエタミケランジェロが89歳で、亡くなる直前の作品。こちらはサンピエトロのものと全く違って、マリアとキリストの2つの大理石の塊がお互い融合しているような構図。表面はザラザラで、像は荒削り。一度別の構図で作ろうとしたものを再利用して彫られているため、最初の構図の残り部分が所々に残っていました。
ミラノといえば、サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会にあるレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」が有名。ていうか、これを観たかったのでイタリアにしたの!最近修復が終わって、絵が綺麗になった状態で見ることができました。奥行きが感じられるし、それぞれの使徒の表情に個性があって、面白い画でした。もっと、観ていたかったなあ。15分くらいしかいられないんだもん。
ランチはリゾットとミラノ風カツレツ。微妙な味でした・・・。大人数のツアーなので、あまり料理は手の込んだおいしいものを用意できないとのこと。料理も楽しみだったのに、残念すぎるー。そのかわり、ランチとディナーは必ずワインを注文することにして楽しみました。
午後はドゥオモやその周辺の協会などを見学。ドゥオモはファサード(正面)が工事中だったので綺麗な写真はとれなかったけど、とりあえず上に上ってミラノの街を一望しました。ちなみにドゥオモ横のリナシェンテデパートはクリスマスショッピングの人で身動きが取れないほどの混雑振り。付近の高級食材を扱うお店も比較的リッチそうな人々が忙しそうに買い物をしてました。
ディナーはペペロンチーノと舌平目のフライと、スポンジケーキのチョコソースがけ。誕生日で、記念すべき夜だったのに、完食率40%の絶句激辛ハラペーニョ入りペペロンチーノのせいで台無しでした。サイテイ。
旅行中のイタリアの気温は東京と同じくらいでした。ダウンのジャケットを着ている人が多かったな。あと、50歳以上のマダ〜ム達の毛皮のロングコート率が高いように思われました。